REPORT.1
基調講演
21日(月)は、株式会社アルテ サロン ホールディングス代表取締役会長 吉原 直樹氏が登壇。31歳で美容師デビュー、48歳で上場、56歳でMBA取得と常にチャレンジングな人生を歩んできた吉原氏がテーマとしたのは、「NEXT value への業界大変革」。情報収集がスマホ一つでできる今、集客も求人も店舗運営も「パーソナル=個人」に向けた働きかけが欠かせない。アナログが持つ豊かさを認めつつも、デジタルの先進性を融合したサロン経営に、これからもチャレンジしたいと熱く語られました。
22日(火)は、キャスター/ジャーナリストの安藤 優子氏が登壇。「激動の時代、報道現場の経験から学んだ『コミュニケーション力』」をテーマに、世界の名だたる政財界のVIPとの様々なエピソードやコミュニケーションの在り方についてお話されました。終了後、沢山の方々から質問が上がり、大盛り上がりであっという間の1時間となりました。
REPORT.2
ヘアショー
人気サロンのクリエイション
ライブは最高! TWBCの大きな魅力、5つのパートで構成された15チームによるヘアショー。会場は終日、熱気と興奮に包まれていました。入場口では開演の1時間前には、もう待ちきれない人たちの長蛇の列ができるほど。開場、待ち受けたのは巨大なDJブース、気分は徐々に上がります。ステージでは人気サロンならではのクリエイションが発揮され、効果的な光、音、映像の演出も加わって観客を楽しませました。興奮冷めやらぬ面持ちで会場を後にする観客の皆さん。胸に去来したのはやっぱり、冒頭の言葉ではないでしょうか。
NEW PHILOSOPHY
SHIMAは創作性の高いグラマラスなデザインで会場の視線を一気にステージへ。続くLIPPSはメンズモデル3名をそれぞれ3分でカットする離れ業を。SNIPSは熱いメッセージと共に、基本を重視したていねいなカットで観客からの共感を得ていました。
出演
- SHIMA 奈良裕也&サロンスタッフ
- LIPPS hair 矢崎由二
- SNIPS 由藤秀樹&サロンスタッフ
TOKYO HAIR FASHION
観客が期待したのは旬なヘアカラーでしょう。SHACHUがロンドンテイストのビビッドカラーを見せれば、ALBUMはアグレッシブなパンクテイストで。カラーリストをショーの主役にしたkakimoto armsは洗練されたスタイリッシュなデザインを披露しました。
出演
- SHACHU みやちのりよし&サロンスタッフ
- ALBUM NATSUMI,鎌倉光輝
- kakimoto arms 岩上晴美&サロンスタッフ
CREATIVE OF LEGACY
侍を彷彿とさせるいでたちでヨーロピアンテイストの和装を見せた資生堂、FEERIEはグランジ風と着物の組み合わせを披露。まさに和と洋の融合です。SCREENはモデル1名のシンプルな構成、カットのみという演出の潔さは和の心に通じるものがあるかもしれません。
出演
- HMa SHISEIDO 原田忠
- FEERIE 新井唯夫&サロンスタッフ
- SCREEN 神谷翼
AGE OF REVOLUTION
フューチャリスティックな雰囲気から一転、ファンタジックなドレスへ。マジックのようなクリエイションを見せたDouble&SONS。LECO/QUQUは大自然を思わせる演出で。エネルギッシュなステージのMINXは、見た目とは裏腹な正確なカットが視線を集めました。
出演
- Double&SONS 山下浩二&サロンスタッフ
- LECO/QUQU 内田聡一郎&サロンスタッフ
- MINX 岡村亨央&サロンスタッフ
THE CUT ODYSSEY
HONDA PREMIER HAIRはボレロが奏でられる中、正装での格調高いカット技術を展示。続くDADA CuBiCもカットへのこだわりを見せました。peek-a-booはレトロな雰囲気の映像から。タイムレスな魅力と旬が絶妙に交差する内容には、大きな拍手が贈られました。
出演
- HONDA PREMIER HAIR 本田誠一&サロンスタッフ
- DADA CuBiC 古城隆&サロンスタッフ
- peek-a-boo 川島文夫&サロンスタッフ
REPORT.4
OMCグローバル
シンポジウム
エレガントなデザイン
TWBC2日目に行われたOMCグローバルシンポジウムでは、ヨーロッパの精鋭アーティスティックチームによるヘアピースを使った本格的なヘアドレッシングが披露され、エレガントに観客を魅了しました。また、この日はGents(メンズ)技術や、2022年世界選手権フランス大会の各カテゴリーで金メダルを獲得したLadies、Gentsの選手8名による技術の展示も。大胆で繊細な世界一の技術には、会場から惜しみない拍手が贈られました。